やっぱり不可能

 人にはいいところも悪いところもある。一定のラインまでは、仕方ないかぐらいで許すことは出来る。だが、その一定のラインを超えると、嫌悪を抱く。確かに、大人気ないと思って、反省した。だが・・・だが、無理だ。無視とか、そういうものではない。無理なんだ。さよなら、小津先生の言葉に心が痛い・・・。「人を傷つけることは悪いことだ。だが、人と関係を絶つのはもっと悪いことだ。」痛いと思うということは、私は悪いと思っているのだろう。分かっているが無理という思いが強い。小津先生の言葉はもっともだ。もっともなんだが、絶たなければ、私は私を保てないだろう。絶たなければ、私の生命が絶たれる。これは、冗談で言ってるわけでは決してない。冗談でこんなことを言えるのなら、言ってみたい。これを見た人は酷いと思うだろう。私も最初は、そんな気持ちだった。どのようなものか、分かりやすく言うと、人生で最悪の状態を想像して、その斜め上ぐらいを想像してもらいたい。それが、彼らと関係を持っているということに等しいと、私は確信する。
 友人とかなら、諫言を言うのだろう。友人ならば、ね。残念ながら彼らはその対象ではないのです。
 ここまで思わせてくれる人間も非常に珍しいと思う。人生で嫌悪を抱いた人間なんて、2人しかいない。これから先も現れることはない。俺はそういいきれる自信がある。彼らは、相乗効果が働くところが、なお怖い。